今回もだめだった。きっとこの先もだめなんだ。

 

今回もだめだった。きっとこの先もだめなんだ。

ずーーーーーーっとそう思って生きてきた。

 

なぜ下を見る、上を見なさい。

親からはそう言われて育った。

と、いうと高学歴を想像されると思うけど、普通に無能です。

無能だからこそ親はそう言ってたのかもしれないけど、

無能は頑張っても無能なのにそれを認めずに自分を否定して上ばかりを見つめて、

劣等感と他人への羨望にまみれていた。

嫉妬を覚えない性格だったのは幸いした。

これで嫉妬深かったらまじで人をいびるような人間性だった気がする。

ある意味良かった。

 

私の目下の悩みは

「今回もだめだった。きっとこの先もだめなんだ」

つまり、ずっと不幸なのでは?つらいのでは?ということだった。

 

それは私が無能だからだ。

無能だから繰り返す。

またこの苦しみを何度も、しかも年齢に合わせて責任が上がっていくから、つらいことはもっと辛くなっていく。

 

だから私は己の無能さがどんどん不幸を呼び込むのが怖かった。

一生このままなのかって。

 

・・・・・・・・・・・と、思ってたんだけど。

 

今回の仕事は過去最低だった。

病む寸前どころか多分病んでた。

内容はつらいし、作業が終わったけど、世間からなんと評価されるのだろうかと考えると、気が抜けない。

 

目の前にある作業が終わらないこと、

酷評される未来を想像して落ち込み、

一生無能のままだと自分を傷つける。

正直心が休まらない。

未来に希望がないから。

 

でもさ。よく考えてみてよ。

私は今変わろうとしている。

コレまで作業の仕方は良くなかったとマニュアルを作るようにしている。

できないことはできないと宣言しようと、心に秘めた(実行はできない・・)

悪意が無くても人を傷つける人がいることを知った。

自分に判断基準が無いことに気づいた。

 

今回が自分の人生の中で一番しんどかった時期だ。

これ、今回と同じくらいひどい目に合うか?

たぶん合わない。

 

ただ、人生長いからあと2回位は 同じくらいどん底気分になることはあると思うけど、

あってもここまでひどいことは起こらない。

これ以上ひどいことは起こらないんだよ。

 

え、すごくない。

底まで落ちたからこれ以上 下がること無いじゃん。

これ以上不幸になることは多分ないし(世間からの酷評されたときはまぁ気分落ちるけど)、無能なんだから伸びしろしかない。

 

え、ヤバない。

部屋が散らかってて気分が落ちようがこれ以上ひどいときもあったんだから、全然きれいな方だしなんなら死なないしゴキブリもまだ出てないしめっちゃきれいだよ。

 

え、え、え、もしかして私今超絶ハッピーなんじゃ?

これから幸せしかこないのでは?

これはやばい、人生楽しくなってきたわ。

(そして多分三日後ぐらいに落ち込んでる)